最大の免疫系・腸管免疫とは

腸管は、人間の体の中で最大の免疫器官です。腸管免疫の働きや重要性について解説します。

腸管免疫の働き

腸画像

人間の体には免疫力が備わっていて、ウイルスや細菌などの外敵を排除する働きをしています。そして、人間の体の中で最大の免疫器官といわれているのが腸管。そして、この腸の働きが腸管免疫と呼ばれるものです。

なぜ、腸管が最大の免疫器官となっているのか。

腸には、免疫細胞のおよそ60%が存在しています。たとえば、鼻や目、喉などの粘膜に細菌が侵入したとしても、その抗体をつくるのは腸管です。また、母乳を通じてお母さんから赤ちゃんへと抗体が伝わりますが、この抗体も腸管でつくられています。

免疫細胞は、腸管の粘膜の中にある「パイエル板」の中に集中しています。ウイルスや細菌などの外敵が侵入すると、このパイエル板から偵察隊の免疫細胞が出ていきます。そして外敵を見つけると、攻撃隊の免疫細胞に指令を出して攻撃させます。

病気などの原因となるウイルスや細菌は、口からの侵入が最も多いと言われ、食べ物に紛れて入ってしまうこともあります。けれども、腸管免疫は高い識別能力を備えているため、食べ物や腸内細菌となる安全なものは排除せず、病原菌だけを排除することができるのです。

腸管免疫の働きを左右する腸内細菌

腸管免疫の働きに欠かせないのが、500種類以上にもなる腸内細菌です。腸内細菌は善玉菌悪玉菌、日和見菌があります。健康な人の腸内では、善玉菌約15%、悪玉菌約10%、残りの75%が日和見菌です。

日和見菌は、通常は無害ですが、悪玉菌が増えると悪玉菌になびき、免疫力が低下したりすると、病原菌となって、感染症などを引き起こすことがあります。こうした腸内のバランスが崩れると、腸管免疫がうまく働かず、免疫力も低下してしまいます。

逆にいうと、腸内をきれいにして腸内細菌のバランスをよくしておけば、腸管免疫も活発に働き、体の免疫力も高まるというわけです。

体の免疫力をアップさせるためにも、腸の働きを活発にするキノコ類や海草類などの食物繊維をしっかり摂って、腸内環境を整えておきましょう。
 

 
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